【帯広・十勝】子どものかかとが痛い。シーバー病で「インソールを買えば大丈夫?」を考える

練習後、子どもがかかとを浮かせて歩いている。
靴を替えるべきなのか、インソールを入れるべきなのか。検索すると対策がたくさん出てきて、かえって迷うことがあります。
成長期のかかとの痛みでは、シーバー病と呼ばれる踵骨骨端症が候補になります。ただし、かかとの痛みを見ただけで、その診断はできません。
今回は「どの道具が一番よいか」から少し離れて、本人が困っている動きと、生活・練習の負担に合う選択肢をどう考えるかを整理します。
3つの方法を比べた研究
Wiegerinckらが2016年に報告したランダム化比較試験では、8〜15歳の101人を対象に、経過観察を中心とする方法、かかとを持ち上げる中敷き、理学療法士の指導下で行う運動を比較しました。
6週時点では満足度など一部に差がありましたが、最終評価の3か月時点では、方法間に臨床的に重要な差は認められませんでした。[1]
この結果は、ひとつの道具や方法が全員に最も適している、と決める難しさを示しています。
一方、比較したのは特定の中敷きと運動方法です。すべてのインソールや施術の評価ではありません。また、経過観察の群があることは「痛くても放置してよい」という意味ではありません。
まず「かかとの痛みで何が変わったか」を見る
保護者の方は、痛みの点数を聞くだけでなく、生活の変化を見てみてください。
- 普通に歩くときもかかとを避けている。
- 朝や練習翌日に痛みが残っている。
- 体育と部活が重なる日に特につらそう。
- 練習には参加しているが、走り方が以前と違う。
- 新しいスパイクや靴を履いてから気になり始めた。
これらは診断用のチェック項目ではなく、受診や相談で伝える情報です。
「試合中は走れた」だけでは、その日の活動量が合っていたかは分かりません。帰宅後や翌日の歩き方も含めて、経過を確認しましょう。
中敷きは、買うことより使った後の確認まで
道具を使うなら、靴の中でずれないか、窮屈にならないか、本人が違和感を感じないかも確認したいところです。
痛みが続くのに、道具だけ替えながら練習量を増やしていくと、何が負担になっているかを整理しにくくなります。インソールの使用、練習内容の変更、運動の導入を同時に始めた場合も、どの変更にどんな反応があったか記録しましょう。
強い痛み、体重をかけにくい状態、赤み・熱感・発熱、外傷後の痛みがある場合は、まず医療機関で確認してください。痛みを我慢して走らせながら様子を見ることは勧めません。
「頑張りたい」と「足がつらい」は両方本当
練習を休みたくない子どもは、「大丈夫」と答えるかもしれません。かといって、痛みを言えない性格だと決めつける必要もありません。
「休むかどうかを今すぐ決めるためではなく、どうしたら続けやすいかを考えたい」と伝えて、具体的な動きについて聞いてみてください。
帯広・十勝のATHBASE整体院では、受診状況、靴、練習と生活の内容、歩くときの状態を伺い、身体の確認を行います。診断や検査が必要な場合は医療機関での確認を優先します。
「かかとの痛みで、相談できることを知りたい」方へ。
学生アスリート・保護者向けの相談案内に、施術の流れと料金をまとめています。LINEでは「かかとの相談」と、学年・競技・歩くときにも痛いかをお知らせください。
参考文献
[1] Wiegerinck JI, et al. Treatment of Calcaneal Apophysitis: Wait and See Versus Orthotic Device Versus Physical Therapy: A Pragmatic Therapeutic Randomized Clinical Trial. J Pediatr Orthop. 2016;36(2):152-157. DOI: 10.1097/BPO.0000000000000417.

