【帯広・成長期の野球肩】投げると肩が痛い小中学生へ|リトルリーガーズショルダーとは?

「最近、投げると肩が痛いと言うようになった」

「キャッチボールはできるけど、強く投げると痛い」

「少し休むと良くなる。でも練習を再開すると、また肩が痛くなる」

野球を頑張っている小学生・中学生のお子さんに、このような症状はありませんか?

成長期の野球選手が「投げると肩が痛い」と訴えた時、知っておいてほしいスポーツ障害があります。

それが、

リトルリーガーズショルダー(Little League Shoulder)

です。

野球肘は聞いたことがあっても、リトルリーガーズショルダーは初めて聞く保護者の方もいるかもしれません。

しかし、これは単なる「肩の使いすぎ」ではありません。

まだ成長途中にある骨の成長軟骨に、繰り返し投球ストレスが加わることで起こる障害です。

リトルリーガーズショルダーとは?

正式には「上腕骨近位骨端線障害」などと呼ばれます。

肩から肘までをつなぐ上腕骨。

成長期の子どもでは、その肩に近い部分に**骨端線(成長板)**が残っています。

この部分は骨が成長するために重要な場所ですが、成熟した大人の骨と比べると、繰り返される力学的ストレスの影響を受けることがあります。

投球動作では肩に大きな回旋力が加わります。

その動作を何度も繰り返すことで上腕骨近位の骨端線にストレスが蓄積し、痛みや骨端線の変化が生じるのがリトルリーガーズショルダーです。

つまり、

「肩の筋肉が硬いだけ」ではない可能性がある

ということです。

何歳くらいに多い?

リトルリーガーズショルダーは、骨がまだ成熟していない成長期の投球選手にみられます。

2015年のレビューでは、特に11〜16歳程度の投球選手に多いとされています。

また、2021年の系統的レビューでは23研究・266人が対象となり、平均年齢は12.8歳でした。

まさに小学校高学年〜中学生頃。

野球の練習量が増え、

球速が上がり、

身体も大きくなり、

試合数も増えてくる時期と重なります。

だからこそ、

「まだ小学生だから大丈夫」

とは考えないでほしいと思います。

どんな症状が出る?

代表的なのは、

「投げると肩が痛い」

という症状です。

特に、

  • キャッチボールをすると肩が痛い
  • 強く投げると痛い
  • 投球数が増えると痛くなる
  • 練習後に肩が痛む
  • 数日休むと楽になる
  • 投球を再開するとまた痛い
  • 肩の外側〜上腕の上の方を押すと痛い

このような症状がみられることがあります。

系統的レビューでも、主症状は一貫して投球などに伴う利き腕側の上腕骨近位部の痛みで、診察では同部位の圧痛が多く報告されています。

もちろん、

肩が痛い=リトルリーガーズショルダー

ではありません。

肩周囲の筋肉や腱など、別の問題でも投球時痛は起こります。

だからこそ、「何が痛みを起こしているのか」を確認することが大切です。

なぜ投げすぎると肩に負担がかかる?

ピッチングは、ものすごく速い動作です。

足を上げ、

踏み込み、

骨盤が回り、

体幹が回り、

肩が大きく外旋し、

そこから腕が一気に加速してボールを投げます。

この一連の動きで、肩には繰り返し大きな回旋ストレスが加わります。

成長期では上腕骨近位の骨端線がまだ閉じていません。小児整形外科の専門団体POSNAでも、この骨端線はおおむね16〜19歳頃まで残り、投球選手ではオーバーユース障害が起こり得ると説明されています。

だから、

「大人と同じように投げられているから、身体も大人と同じ」

ではありません。

身体が成長途中だからこそ、考えなければならないことがあります。

肩だけを見ればいいわけではありません

ここはATHBASE整体院が大切にしているところです。

ボールを投げているのは「肩」ですが、

投球動作を作っているのは肩だけではありません。

足で地面を押す。

股関節・骨盤が動く。

体幹が回る。

胸郭が動く。

肩甲骨が動く。

そして最後に肩・肘・手へ力が伝わります。

これが投球の運動連鎖です。

2024年のレビューでも、成長期投球選手の肩痛を評価する際には肩だけに限定せず、投球量や肩の可動域・筋力などを含め、身体全体の運動連鎖を評価する考え方が示されています。

例えば下半身や体幹から十分に力を伝えられなければ、その分を上半身で補っているケースも考えられます。

だからATHBASE整体院では、

「肩が痛いから肩だけ施術する」

ではなく、

なぜ肩に負担が集まっているのか?

という視点を大切にしています。

「少し休んだら痛くなくなった」は治ったということ?

ここは注意してほしいところです。

「1週間投げなかったら痛くなくなった」

これはもちろん良い変化です。

ただし、

痛くない=骨端線が十分に回復して、全力投球できる状態

とは限りません。

系統的レビューでは、症状がなくなっていても画像上では骨端線の拡大が残っていた例が報告されています。

そのため、

「痛くない!」

↓

「じゃあ今日から100球投げよう!」

という戻し方は避けたいところです。

特に、

休む → 痛みがなくなる → 全力で投げる → また痛くなる

を繰り返している選手は、一度きちんと状態を確認することをおすすめします。

レントゲンなどの画像検査が必要になることも

リトルリーガーズショルダーが疑われる場合には、整形外科で画像検査が行われることがあります。

典型的なX線所見の一つが、上腕骨近位骨端線の拡大です。必要に応じて左右を比較したり、症状が続くケースなどでMRIが検討されたりする場合もあります。

ATHBASE整体院でも、

成長期の選手で、

「投球すると肩が強く痛む」

「骨の部分に強い圧痛がある」

「痛みを繰り返している」

といった場合には、整体だけで判断せず整形外科での評価をおすすめします。

大切なのは、

施術することだけではなく、画像検査が必要な状態を見逃さないこと。

スポーツを頑張る子どもたちを長くサポートするためにも重要だと考えています。

どのくらい休めばいい?

ここは保護者の方から非常によく出る疑問だと思います。

ただ、

「リトルリーガーズショルダーなら全員○週間」

と一律には言えません。

2021年の系統的レビューでは、過去の研究で投球休止期間や復帰基準にはかなり幅があり、現在も標準化された復帰プロトコルについて十分なエビデンスがあるわけではないとされています。

一方、近年のレビューでは、一般的に投球を一定期間休止した後、症状や身体機能を確認しながら段階的に投球へ戻す方法がとられています。

つまり重要なのは、

「何日休んだか」だけで判断しないこと。

医師の判断、症状、画像所見、肩の可動域や筋力、投球時の状態などを確認しながら復帰を進める必要があります。

多くの選手は野球に戻れる

「骨端線の障害」と聞くと、

「もう野球を続けられないの?」

と心配になる保護者の方もいると思います。

しかし、必要以上に悲観する必要もありません。

2021年の系統的レビューでは、経過が報告された選手の94%が何らかのスポーツへ復帰し、92.5%が受傷前の競技レベルへ復帰していました。

一方で、復帰後に症状が再発した選手も**18.7%**報告されています。

だからこそ、

「痛みが取れたから終わり」ではなく、「また思い切り投げられる身体まで戻す」

ことが大切です。

ATHBASE整体院では「復帰した後」まで考えます

リトルリーガーズショルダーそのものの診断や画像評価は医療機関の領域です。

ATHBASE整体院では、その診断を置き換えるのではなく、

スポーツへ戻るために必要な身体機能を整えていくこと

を大切にしています。

肩関節の動き

肩甲骨

胸郭

体幹

股関節

足首

左右差

そして実際の投球動作

身体全体を確認しながら、

「なぜ肩にこれだけ負担が集中したのか?」

を考えていきます。

休んで痛みがなくなった

キャッチボールができた

そこから、

距離を伸ばす

強度を上げる

投球数を増やす

ブルペンに入る

試合で投げる

競技復帰には段階があります。

だからこそ、ATHBASE整体院では**「その場で痛みがどう変わったか」だけでなく、その先の野球まで考えてサポートしたい**と思っています。

「成長期だから肩が痛くても仕方ない」ではありません

野球を頑張っている子どもが肩を痛がると、

「投げすぎかな」

「成長期だから仕方ないかな」

と様子を見ることもあると思います。

もちろん、一時的な疲労で痛みが出るケースもあります。

ただし、

成長期だから大丈夫なのではなく、成長期だからこそ起こる障害があります。

これは、オスグッドやシーバー病、腰椎分離症などにも共通する考え方です。

身体が完成していない時期だからこそ、大人とは違った視点で身体を見る必要があります。

まとめ|小中学生の「投げると肩が痛い」を放置しない

野球をしている小学生・中学生が、

「投げると肩が痛い」
「強く投げられない」
「休むと良くなるけど、投げるとまた痛い」
「肩の上の方を押すと痛い」

このような状態が続いているなら、一度しっかり身体の状態を確認してみてください。

成長期の投球障害には、今回紹介したリトルリーガーズショルダーがあります。

必要な場合には、まず整形外科で適切な画像評価を受ける。

そして診断後は、痛みだけではなく、投球に必要な身体機能を取り戻しながら段階的に競技へ戻していく。

この流れが大切です。

帯広・十勝で、野球肘・野球肩など成長期のスポーツ障害に悩んでいる小学生・中学生・高校生、保護者の方はATHBASE整体院へお気軽にご相談ください。

時間は限られています。
だからこそ、その中でできることを一つひとつ積み重ねる。

大切な学生野球の時間を、痛みを我慢する時間にしないために。

思い切り投げられる身体を目指して、ATHBASE整体院がサポートします。

ATHBASE整体院 公式サイト

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