オスグッドで運動していい?|「完全安静」ではなく負荷を調整するという考え方

こんにちは。十勝・帯広でATHBASE整体院を運営している、理学療法士の河江将司です。

オスグッドで来院されるお子さんの保護者から、よく聞かれるのが、

「練習は休ませた方がいいですか?」

「痛みがあるけど、練習に行っても大丈夫ですか?」

「どのくらい休めばいいですか?」

という質問です。

オスグッドになると、「休まなければならない」というイメージがあるかもしれません。

もちろん、痛みが強い時期に無理をして運動を続けるのはおすすめできません。

でも、「痛い=すべての運動を禁止」と考える必要もありません。

大切なのは、「どのくらいの負荷なら大丈夫なのか?」を考えることです。


オスグッドは「運動量」と関係する

オスグッドは、成長期の膝に繰り返し負荷が加わることで起こる障害です。

特に、ダッシュ・ジャンプ・キック・切り返しなど、膝を繰り返し使うスポーツでは負担が大きくなります。

そのため、「痛いけど、いつも通り練習する」という状態が続けば、膝への負荷が積み重なってしまいます。

だからといって、「完全に何もしない」ことが唯一の方法でもありません。


「休む」ではなく「負荷を下げる」

ここが今回、一番伝えたいところです。

すべての活動を禁止するのではなく、痛みを悪化させる動作や練習量を調整する

という考え方があります。

練習を完全に休むのではなく、

・ダッシュを減らす

・ジャンプを減らす

・キックの回数を減らす

・練習時間を短くする

など、身体にかかる負荷を調整していきます。

もちろん、痛みの程度や状態によって必要な対応は変わります。


研究でも「活動量の調整+運動」が検討されています

オスグッドの10〜14歳の子ども51人を対象にした研究では、

活動量の調整

痛みを確認しながらの運動

膝や股関節の筋力トレーニング

段階的なスポーツ復帰

を組み合わせた12週間のプログラムが行われました。

12週間後には、80%の子どもが「改善した」「かなり改善した」と回答しています。

また、膝を伸ばす力や股関節の外側の筋力、ジャンプ能力にも改善がみられました。

ただし、この研究は51人を対象とした前向き研究であり、治療法の優劣を証明するランダム化比較試験ではありません。

そのため、「オスグッドは絶対に運動しながら治すべき」という意味ではありません。

それでも、「休むか、続けるか」の二択ではなく、負荷を調整しながら回復を目指すという考え方は、オスグッドを考えるうえで参考になります。


大切なのは「痛み」と「運動量」のバランス

オスグッドの子どもをみるとき、私は、

「痛いか?」だけではなく、

「何をすると痛いのか?」「どんな時に痛みが強くなるか?」を確認します。

例えば、

歩く → 痛くない

軽いジョギング → 少し痛い

ダッシュ → 強く痛い

ジャンプ → 痛い

という場合。

全部を禁止するのではなく、

どこまでなら身体が受け止められるのか

を考えることが重要です。

そして、痛みが悪化するようなら負荷を下げる。

改善してきたら、少しずつ戻していく。

この繰り返しです。


「休んでいるのに、練習するとまた痛い」のはなぜ?

ここには、休んでいる期間と、復帰したときの負荷の差が関係していることがあります。

例えば、

1か月ほとんど運動していなかった。

痛みがなくなった。

いきなり以前と同じ練習量に戻る。

これでは、身体にとって負荷が急に大きくなります。

だから、

「痛みがなくなった=すぐに100%復帰」

ではなく、少しずつ運動量を戻していくことが大切です。


ATHBASE整体院が大切にしていること

ATHBASE整体院では、「オスグッドだから、とりあえず休んでください」とは考えません。

もちろん、痛みが強い場合や状態によっては、医療機関での診察や運動制限が必要です。

そのうえで、

・どんな動作で痛いのか

・現在どのくらい運動しているのか

・練習量は多すぎないか

・股関節や足首は動いているか

・膝に負担が集中していないか

・どの程度なら運動できるのか

などを確認します。

目指したいのは、「休ませること」ではなく、安心してスポーツへ戻っていけること。

そのために、今の身体に合った負荷を考えていきます。


まとめ

オスグッドになったら、「運動するか、完全に休むか」の二択ではありません。

大切なのは、今の身体に合った運動量へ調整すること。

そして、痛みが改善してきたら、段階的に負荷を戻していくこと。

オスグッドは成長期に起こりやすいからこそ、

「痛いけど我慢して続ける」

「痛みがなくなるまで何もしない」

のどちらかではなく、身体の状態を見ながら、どう動くかを考えることが大切です。


こんな方はご相談ください

・オスグッドで練習を休んでいる

・運動すると膝の下が痛い

・休んでも練習すると痛みが戻る

・どの程度運動していいのか分からない

・スポーツ復帰のタイミングが不安

ATHBASE整体院では、成長期の膝の痛みについて、膝だけではなく身体全体の動きやスポーツでの負荷も含めて評価しています。

「このまま練習を続けていいのかな?」

そんな不安があれば、公式LINEよりお気軽にご相談ください。

https://lin.ee/U17CGs2i


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参考文献

Rathleff MS, et al. Activity Modification and Knee Strengthening for Osgood-Schlatter Disease: A Prospective Cohort Study. Orthopaedic Journal of Sports Medicine. 2020.

Schiller J, et al. A systematic review on conservative treatment options for Osgood-Schlatter disease. Physical Therapy in Sport. 2021.

Krommes K, et al. Self-management including exercise, education and activity modification compared to usual care for adolescents with Osgood-Schlatter (the SOGOOD trial): protocol of a randomized controlled superiority trial. BMC Sports Science, Medicine and Rehabilitation. 2024.

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